防水の基礎知識
止水工事とは?
防水工事との違いや
必要になるケースを解説
CONTENTS
この記事の内容
WHAT IS WATER STOPPING?
止水工事とは?
建物に発生している漏水や、
水の侵入を止めるための工事です。
止水工事とは、コンクリートのひび割れや打継ぎ部、壁・床などから発生している漏水に対して、水の侵入経路を確認し、漏水を止めるために行う工事です。
地下やコンクリート構造物などでは、外側から防水処理を行うことが難しい場合があります。そのような場所では、漏水している箇所やその周辺に止水材を注入するなど、建物の状態に合わせた方法で対応します。
水が出ている場所だけを表面的に塞げばよいとは限りません。水の侵入経路や建物の構造、ひび割れの状態などを確認し、原因や状況に合わせて適切な施工方法を選ぶことが大切です。
- 01 発生している漏水を止める 壁や床、ひび割れなどから水が侵入している場合に、漏水箇所や水の通り道を確認して止水を行います。
- 02 建物の状態に合わせて施工する 漏水箇所や建物の構造、ひび割れの状態などによって適した施工方法が異なるため、現地の状態を確認することが重要です。
- 03 早めの調査・対応が大切 漏水をそのままにすると建物内部へ水が広がる可能性があるため、水の侵入に気づいた段階で早めに状態を確認しましょう。
WATER STOPPING & WATERPROOFING
止水工事と防水工事の違い
どちらも水から建物を守る工事ですが、
目的や施工する状況が異なります。
止水工事と防水工事は、どちらも建物への水の侵入に対して行う工事ですが、それぞれの役割には違いがあります。
簡単に分けると、止水工事は「すでに発生している漏水を止めるための工事」、防水工事は「雨水などが建物内部へ侵入することを防ぐための工事」です。
止水工事
止水工事は、すでに建物内部へ水が侵入している場合などに、漏水を止めることを目的として行う工事です。
コンクリートのひび割れや打継ぎ部など、水の侵入箇所や経路を確認し、建物の状態に合わせた方法で止水を行います。
- 主な目的
- 発生している漏水を止める
- 主な施工箇所
- 地下・壁・床・ひび割れ・打継ぎ部など
- すでに水が漏れている
- 壁や床から水が染み出している
- ひび割れなどから水が侵入している
防水工事
防水工事は、雨水などが建物内部へ侵入することを防ぎ、建物を水から守るために行う工事です。
屋上やベランダ、バルコニーなどに防水層をつくり、水が建物内部へ入り込まないようにします。既存の防水層が劣化した場合には、改修工事を行うこともあります。
- 主な目的
- 雨水などの侵入を防ぐ
- 主な施工箇所
- 屋上・ベランダ・バルコニーなど
- 建物への雨水の侵入を防ぐ
- 防水層を形成して建物を保護する
- 劣化した既存防水層を改修する
漏水の状態によって必要な工事は異なります
止水工事と防水工事は目的が異なりますが、建物の状態によっては止水処理を行ったうえで防水工事を検討するなど、複数の対応が必要になる場合もあります。水が侵入している原因や経路は見た目だけでは判断しにくいため、まずは現地の状態を確認することが大切です。
WHEN WATER LEAKS OCCUR
止水工事が必要になる
主なケース
さまざまな場所や症状で、
止水工事が必要になることがあります。
コンクリート構造物や地下などで水の侵入や漏水が発生している場合、原因や場所に応じて止水工事を行います。
水が出ている場所だけでなく、ひび割れや打継ぎ部、配管まわりなど、さまざまな箇所が水の侵入経路になることがあります。
比較的よく見られるケース
-
01
コンクリートのひび割れからの漏水
壁や床に発生したひび割れ部分から、水が染み出したり流れ出したりするケースです。
-
02
打継ぎ部・目地からの漏水
コンクリートの打継ぎ部や目地などから水が侵入し、内部へ漏水することがあります。
注意したい漏水ケース
-
03
地下構造物からの漏水
地下の壁や床、ピットなどでは、外部からの水圧によって水が染み出す場合があります。
-
04
配管・貫通部まわりからの漏水
配管やダクトなどが壁や床を貫通している部分の隙間から、水が侵入することがあります。
水が出ている場所=原因とは限りません
漏水は、見えている箇所とは別の場所から水が回り込んでいる場合があります。表面的に塞ぐだけでは再び漏水することもあるため、現地の状態や水の侵入経路を確認し、建物に合った方法で止水することが大切です。
WATER STOPPING METHODS
止水工事の主な方法
漏水箇所や建物の状態に合わせて、
適した止水方法を選ぶことが大切です。
止水工事には、ひび割れや打継ぎ部へ止水材を注入する方法や、漏水箇所の表面を処理する方法などがあります。
水の侵入経路や漏水量、コンクリートの状態によって適した施工方法は異なるため、現地の状態を確認したうえで工法を選定します。
注入工法
注入 止水材
ひび割れや隙間などへ、
止水材を注入して水の通り道を塞ぎます。
表面止水
充填 ・補修
漏水箇所の表面や目地などを、
止水材や補修材で処理します。
貫通部・目地処理
充填 シール
配管まわりや目地など、
隙間からの水の侵入を抑えます。
METHOD GUIDE
止水方法の比較
| 方法 | 主な特徴 | 主な対象箇所 |
|---|---|---|
| 注入工法 | ひび割れ内部や隙間へ止水材を注入 | ひび割れ・打継ぎ部・地下壁など |
| 表面止水 | 漏水箇所の表面を充填・補修する | 壁面・床面・目地など |
| 貫通部・目地処理 | 隙間を止水材やシーリング材で処理 | 配管まわり・貫通部・目地など |
※漏水箇所や水圧、建物の構造などによって適した施工方法は異なります。
水が出ている場所だけを塞げばよいとは限りません
漏水は、見えている箇所とは別の場所から水が回り込んでいることがあります。そのため、表面的に処理するだけではなく、水の侵入経路やひび割れの状態を確認し、状況に合った方法で施工することが大切です。
漏水の状態によって複数の工法を
組み合わせる場合もあります
ひび割れの大きさや漏水量、建物の構造によっては、注入工法や表面処理などを組み合わせて施工する場合があります。H・R防水では現地の状態を確認したうえで、必要な施工方法をご提案します。
RISKS OF WATER LEAKAGE
漏水を放置すると
どうなる?
小さな漏水でも放置すると、
建物内部へ影響が広がることがあります。
壁や床からの漏水は、最初は小さな水染みや湿り気だけに見えることがあります。
しかし、水の侵入が続くとコンクリート内部や仕上げ材へ影響が広がり、建物の劣化やカビ、腐食などにつながる可能性があります。
-
01 MOISTURE
壁や床に湿り・水染みが現れる
漏水の初期段階では、壁や床の一部が湿っていたり、変色や水染みが見られたりすることがあります。
-
02 SPREAD
水が内部へ広がる
水の侵入が続くと、見えている漏水箇所だけでなく、コンクリート内部や周辺の仕上げ材まで水が回る場合があります。
-
03 DAMAGE
カビや腐食・劣化の原因になる
湿気が続く環境ではカビが発生しやすくなり、金属部分の腐食や仕上げ材の劣化などにつながる可能性があります。
-
04 REPAIR
補修範囲が広がる可能性がある
漏水が長期間続くと、止水処理だけでなく、周辺の下地や仕上げ材まで補修が必要になる場合があります。
早期 対応
小さな漏水でも早めの確認が大切です
水染みや湿り気など、気になる症状が見られた場合は、漏水が広がる前に状態を確認することが大切です。早い段階で原因や侵入経路を確認できれば、必要な補修範囲を抑えられる場合があります。
見えている場所だけが漏水の原因とは限りません
水は建物内部を伝って別の場所から現れることがあります。表面的に塞ぐだけでは再発する可能性もあるため、漏水箇所だけでなく、水の侵入経路や周辺の状態を確認したうえで対応することが重要です。
BEFORE REQUESTING
止水工事を依頼する前に
確認したいこと
漏水の状況を事前に整理しておくと、
現地調査や原因確認がスムーズです。
止水工事を依頼する際は、漏水している場所や発生するタイミング、これまでの補修履歴などを分かる範囲で整理しておくことが大切です。
すべてを把握しておく必要はありませんが、現地調査の際に状況を共有できると、水の侵入経路を確認する手がかりになります。
WATER LEAK CONSULTATION
漏水の原因が分からない場合も、
まずはご相談ください
漏水は建物ごとに原因や水の侵入経路が異なります。
H・R防水では現地の状態を確認し、必要な止水方法をご案内します。




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現地調査・お見積りは無料です。
建物の状態が気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。
